山口 岩国 海自基地の隊員2人がオミクロン株感染

山口県は、岩国市にある海上自衛隊岩国航空基地の隊員2人が新たに新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株に感染していることが確認されたと発表しました。また、オミクロン株への感染が疑われる岩国市の女性の感染経路が分からないことから、県は「市中感染にあたる」と判断し、注意を呼びかけています。

新たにオミクロン株への感染が確認されたのは、岩国市にある海上自衛隊岩国航空基地に勤務する30代と40代の男性の隊員2人です。

このうち30代の隊員は発熱や肺炎などの症状があり、中等症だということです。

隊員2人は、アメリカ軍岩国基地の施設を利用したあとにオミクロン株への感染が確認された別の隊員と同じ部隊に所属しているということです。

また県は、オミクロン株への感染が疑われる岩国市の40代の女性の感染経路が分かっていないことから「市中感染にあたる」と判断しました。

岩国市では29日までの1週間に12人の感染が確認されていて、県は30日、市役所に臨時の検査会場を設け、無料のPCR検査を行うことにしています。

村岡知事は「年末年始は人の動きが激しくなるので感染予防対策してほしい。不安があれば相談し、PCR検査を積極的に行ってほしい」と呼びかけています。

県内でオミクロン株への感染が確認された人は、これで5人になりました。