「忘年会」「飲み会」の投稿 去年末より大幅増 ツイッター分析

年末年始は飲み会などで人との接触の機会が増え、新型コロナウイルスの感染リスクが高まることが懸念されていますが、東京大学のグループがSNSの投稿から飲み会などがどれだけ開かれているかを分析したところ、去年の年末に比べ大幅に増えているとみられることが分かりました。

この分析は東京大学生産技術研究所の豊田正史教授らのグループが行いました。

グループではNTTデータからツイッターに日本語で投稿されたすべてのデータの提供を受け、この中に忘年会や飲み会が実際に開かれたと推測される投稿の件数がどれだけあるかを詳しく解析しました。

その結果、ことしの秋ごろから飲み会などが開かれたことを示すとみられる投稿が徐々に増え、東京都でオミクロン株の感染者が確認された今月半ばごろ一時、大幅に減りましたが、その後、再び急増しているということです。

そして、28日は「忘年会」を示す投稿は3400件余りで去年の同じ日のおよそ2.9倍、「飲み会」は1300件余りで去年の同じ日のおよそ2.5倍だったということです。

解析を行った豊田教授は「人と人の接触する機会が非常に増えているとみられ、オミクロン株が入ってくると一気に大きく広がる可能性がある。年末年始は慎重に行動して感染の拡大を抑えてほしい」と話しています。