東京都 新型コロナ 46人感染確認 前週火曜比で8人増

東京都内の28日の感染確認は1週間前の火曜日と比べて8人増えて46人でした。
また、新たに1人がオミクロン株に感染していることが確認されました。
感染が確認された人と同じ航空機に乗って入国した濃厚接触者だということです。

東京都は28日、都内で新たに10歳未満から70代の男女合わせて46人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1週間前の火曜日と比べて8人増えました。
前の週の同じ曜日を上回るのは11日連続です。
また、都内の1日の感染確認が50人を下回るのは73日連続です。
28日までの7日間平均は、39.7人で、前の週の147.0%です。
28日に感染が確認された46人のうちワクチンを2回接種していた人は17人でした。

一方、都の基準で集計したきょう時点の重症の患者は、27日と同じ2人でした。
また、都は、感染が確認された60代の男性1人が死亡したことを明らかにしました。

このほか、都内に住む20代の女性がオミクロン株に感染していることが新たに確認されました。
都によりますと、感染が確認された人と同じ航空機に乗って入国した濃厚接触者で、市中感染にはあたらないということです。症状はないということです。
これで、都が確認したオミクロン株の感染者は13人になりました。

小池知事「ぐっと感染者数がのびる状況」

東京都の小池知事は、NHKの単独インタビューで「海外の例を見ると、オミクロン株は非常に伝ぱ力があり、指数関数どころか、本当にぐっと感染者数がのびる状況だ」と指摘しました。

そのうえで「水際対策は国の仕事だが、都としても、羽田空港で都民にPCR検査キットを渡しみずからの状況を知っていただくようにした。また、現在、確保している4000床の病床を、感染者が一定の数まで増えると6891床にするほか、酸素ステーションなども準備している」と述べ、オミクロン株による感染拡大を抑え込むために、先手先手で対応していく考えを強調しました。