道路と線路の両方が走れる「DMV」営業運行始まる 徳島~高知間

バスのように道路を走り、列車のように線路を走ることができるDMV=デュアル・モード・ビークルの営業運行が徳島県南部と高知県東部の間で、25日から始まりました。

DMVは道路と線路の両方が走れるようマイクロバスを改良した車両で、徳島県によりますと、営業運行は世界初だということです。

初日の25日は、子どもたちが車体の色にちなんだ衣装を着て出発地点の徳島県海陽町でダンスを披露し、花を添えました。

新型コロナの影響で人数が制限される中、第1便は18人の満席の状態で、午後0時36分に阿波海南文化村駅をまずタイヤで走る「バスモード」で出発しました。

そして阿波海南駅に到着すると車輪を下ろし、線路を走る「鉄道モード」に変わって高知県東部の東洋町に向かいました。

DMVを導入した第三セクターの阿佐海岸鉄道は徳島県をはじめ沿線の自治体とも連携し、赤字が続く鉄道の路線に、道の駅や温泉施設まで乗り換えなしで移動できるバスの路線を加えることで、利用者を増やし、観光の呼び物にすることも目指しています。

鉄道とバスを合わせた距離は最長でおよそ50キロで、いずれの路線も予約が可能だということです。

乗車した鉄道ファンは「この日を心待ちにしていました。ここだけでしか乗ることができないので貴重な体験になりました」と話していました。