タイでゾウがプレゼントを配る 世界各地でクリスマスの催し

新型コロナウイルスの感染拡大の影響が続く中でも、子どもたちにクリスマスを楽しんでもらおうと世界各地でさまざまな催しが行われ、このうちタイの小学校では、クリスマスの衣装を身につけたゾウが長い鼻を使って子どもたちにプレゼントを渡しました。

クリスマスイブの24日、タイでは赤い衣装を身につけた観光施設のゾウが、中部アユタヤ県の小学校を訪れました。

背中にサンタクロース姿の人たちを乗せたゾウは、長い鼻を器用に使ってプレゼントの風船のほかマスクや消毒液を差し出し、子どもたちはうれしそうな様子で受け取っていました。

一方、メキシコ北部のチワワ州では24日、経済的な事情でプレゼントがもらえない家庭の子どもたちに地元の消防隊員がおもちゃや自転車などを配る催しを開きました。

現地の調査機関によりますと新型コロナの感染拡大による経済の停滞を背景に、メキシコ国内では十分な食事をとれないなど極度の貧困に陥っている人が去年までの2年間でおよそ200万人増えたということです。

今回配られたプレゼントは消防隊が住民に寄付を呼びかけて集めたものだということで、参加した子どもの母親は「子どもが自転車を欲しがっていたのでありがたいです。神様と消防隊員に感謝します」と話していました。