山口県小松副知事ら略式起訴 候補者後援会に勧誘 公選法違反

ことし10月に行われた衆議院選挙をめぐり、候補者の後援会の入会申込書を部下に配らせて県や市の職員らを勧誘したとして、山口県の小松一彦副知事と山口市の幹部職員2人の合わせて3人が、公職選挙法違反の罪で24日、略式起訴されました。

略式起訴されたのは、山口県の小松一彦副知事と、山口市阿東総合支所の福永卓総合支所長、それに鶴岡泰広副総合支所長の、合わせて3人です。

検察によりますと、3人はことし10月に行われた衆議院議員選挙をめぐり、山口3区から立候補した自民党の林芳正外務大臣の後援会の入会申込書を部下に配らせて県や市の職員らを勧誘したとして、公務員の立場を利用して選挙運動を行うことを禁じた公職選挙法違反の地位利用の罪に問われています。

山口区検察庁は24日、3人を公職選挙法違反の罪で略式起訴し、このうち小松副知事は山口簡易裁判所から罰金30万円の略式命令を受け、全額納付したということです。

小松副知事「心からおわび」

山口県の小松一彦副知事は24日夕方、県庁で記者会見を開き、村岡知事に辞職願を提出して受理されたことを明らかにしました。

この中で小松副知事は「現職の副知事という重要な職にありながら、このような事態に至り、県政に対する信頼を著しく失墜させてしまい、心からおわびする」と謝罪しました。

そのうえで、後援会の入会申込書を県の職員らに配らせて勧誘したことについて「入会を強制していないしノルマもない。協力できる人にしてもらうという点で、勧誘にはあたらないという意識だった。公職選挙法違反になるという認識は正直あまりなかった」と述べました。

一方、勧誘の経緯について、小松副知事は「自民党の関係の方から依頼を受けて配布した」などと述べた一方で「罪に問われたのは私だけなので、具体的に個人が特定されるようなことは申し上げられない」と述べました。