大阪 クリニック放火事件 容疑者は約10リットルのガソリン購入

大阪 北区のビルに入るクリニックが放火され、24人が死亡した事件で、61歳の容疑者が先月購入していたガソリンの量はおよそ10リットルだったことが捜査関係者への取材で分かりました。警察はこのガソリンの一部が使われたとみて捜査しています。

今月17日、大阪 北区曽根崎新地のビルの4階にある心療内科のクリニックが放火された事件では24人が死亡し、警察は殺人と放火の疑いで捜査している男について住所・職業不詳の谷本盛雄容疑者(61)だと公表しています。

容疑者は搬送された病院で重篤な状態になっているということです。

谷本容疑者は先月下旬、大阪 西淀川区内のガソリンスタンドでガソリンを購入していたことが分かっていますが、その後の調べで、購入したガソリンの量はおよそ10リットルだったことが捜査関係者への取材で分かりました。

西淀川区にある容疑者の関係先の住宅からは、プラスチックのような容器に入った1.5リットルほどの液体が見つかっていて、においや色からガソリンだとみられるということです。

また、火災の現場となったクリニックの出入り口付近からもガソリンが検出されていて、容疑者がこれにライターで火をつけたとみられるということです。

警察は購入したガソリンの一部が使われたとみて捜査しています。

ガソリンスタンドに確認義務づけも

「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件では、携行缶で購入したガソリンが使われ、総務省消防庁は去年2月からガソリンスタンドに対し、購入者の本人確認や使用目的の確認などを義務づけています。

具体的には、ガソリンを容器に詰め替えて販売する際には、運転免許証などで購入者の本人確認を実施するほか、使用目的の確認、販売した日時や量の記録の作成が求められています。

20日も火災現場には献花続く

20日も火災現場にはクリニックの患者や亡くなった人の知人などが献花に訪れて、手を合わせていました。