株価600円以上値下がり 中国景気への懸念強まり売り注文膨らむ

週明けの20日の東京株式市場、中国の景気に対する懸念が強まったことを受けて日経平均株価は600円以上値下がりしました。

20日の東京株式市場は、中国の中央銀行が実質的な政策金利に当たる金利の指標を1年8か月ぶりに引き下げたことをきっかけに、中国の景気に対する懸念が強まって売り注文が膨らみ全面安の展開となりました。

▽日経平均株価、20日の終値は先週末より607円87銭安い、2万7937円81銭。

▽東証株価指数=トピックスは43.14下がって、1941.33。

▽1日の出来高は11億4233万株でした。

市場関係者は「中国の景気が中央銀行が金利を引き下げなければならないほど悪いのではないかという懸念に加えて、人の移動などが活発になる年末年始を前に新たな変異ウイルス、オミクロン株のさらなる感染拡大への警戒感も根強く売り注文が膨らんだ」と話しています。