アフガニスタン支援 イスラム諸国 食糧調達の基金設立へ

深刻な人道危機に陥っているアフガニスタンを支援しようと、イスラム諸国が緊急の会合を開き、食料の調達などに取り組む国際的な基金を設立することが決まりました。

パキスタンの首都イスラマバードで19日行われたOIC=イスラム協力機構の緊急会合には中東やアジア、それにアフリカの57の国や地域の外相などが出席しました。

またアフガニスタンのタリバン暫定政権のムッタキ外相代行やアメリカのウエスト特別代表日本の岡田隆 大使もオブザーバーとして参加しました。

パキスタンのカーン首相は「タリバンが復権して以降、外国の支援は止まり、海外資産は凍結されている。このような状況ではどんな国でも崩壊するだろう。世界が支援に動かなければ、人類が引き起こす最大の危機になる」と述べ、各国に支援を呼びかけました。

アフガニスタンでは経済の混乱から国民の6割が食料不足に直面し、公務員や教師への給与の未払いも続いています。

このため会合では食料の調達や公務員などへの給与の支払いに取り組む国際的な基金をできるだけ早い時期に設立することが決まりました。

またアフガニスタンの経済的な崩壊を防ぐためにも、保有する海外資産の凍結解除に向けて解決策を検討することなどを確認しました。