林外相 対中国“主張すべきは主張の一方 対話続ける”日曜討論

来年、国交正常化から50年となる中国との関係について、林外務大臣は、NHKの「日曜討論」で、安全保障上の懸念などをめぐって主張すべきは主張する一方、対話は続け、建設的かつ安定的な関係の構築を目指していく考えを示しました。

この中で林外務大臣は、来年、国交正常化から50年となる中国との関係について「わが国周辺での軍事活動の拡大などは国際社会の安全保障上の強い懸念だ。主張すべきはきぜんとして主張し、責任ある行動を求めていく」と述べました。

一方で「協力すべきはしっかり協力する原則で対話はしていかなければならず、建設的かつ安定的な関係を構築していく」と述べました。

そのうえで、北京オリンピックへの政府関係者の派遣の是非をめぐり、諸般の事情を勘案して適切な時期に判断するという認識を重ねて示し「中国の人権状況も含めて判断していく。日中関係も当然、諸般の事情に入っている」と述べました。

また林大臣は、来年3月に初めて開かれる核兵器禁止条約の締約国会議に、日本がオブザーバー参加する可能性を問われたのに対し「条約には核兵器保有国が1国も参加していない。核兵器を持つ国と持たない国がしっかり話をしていくことが重要で、そうした意味では、いろんな形での参加は難しいと思っている」と述べました。