北朝鮮と中国 1月~11月貿易総額 コロナ感染拡大前より89%減

北朝鮮と中国のことし1月から11月までの貿易総額は、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年の同時期と比べて90%近く減少しました。北朝鮮では感染対策として国境の封鎖を続けていることなどから、経済的な影響が深刻化しているものとみられます。

中国の税関当局が発表した貿易統計によりますと、北朝鮮と中国のことし1月から11月までの貿易総額は2億6700万ドルでした。

新型コロナの感染が世界的に拡大する前、2019年の同時期と比べて89%減っていて、去年比でも半減しています。

北朝鮮との貿易の拠点となっている中国東北部の丹東では18日、数十台の車両が駐車できる税関の敷地にトラックが1台しか止まっておらず閑散としていました。

北朝鮮は去年1月末から新型コロナの感染対策として国境を封鎖し貿易を制限していて、国営メディアは連日、変異ウイルスのオミクロン株への警戒を呼びかけています。

キム・ジョンウン(金正恩)総書記は今月行われた朝鮮労働党の会議で「ことしは勝利の年だった」と強調しましたが、北朝鮮では長引く経済制裁に加えて新型コロナの影響で経済的な打撃が深刻化しているものとみられます。