世界の主要中央銀行 異例の金融政策からの脱却に向け動き

インフレの圧力が強まる中、16日にはイギリスの中央銀行が利上げを発表したほか、ヨーロッパ中央銀行が新型コロナウイルスの緊急対策を来年3月で終了させると決め、世界の中央銀行はコロナ禍で進めてきた異例の金融政策からの脱却に向けて動きだしています。

イギリスの中央銀行、イングランド銀行は16日、新型コロナで打撃を受けた経済を支えるために過去最低の0.1%にとどめていた政策金利を0.25%に引き上げると発表しました。

イギリスでは経済活動の再開にともなって先月の消費者物価指数が5.1%上昇しておよそ10年ぶりの水準までインフレが加速していて、物価の安定に向けて、金融の引き締めにかじを切った形です。

また、同じ16日にはドイツやフランスなどユーロ圏19か国の金融政策を担うヨーロッパ中央銀行が去年、緊急対策として導入した資産の買い入れを来年3月で終了させることを決めました。

4月以降は従来の量的緩和の規模を一時的に拡大させて景気を支えたうえで、段階的に縮小していく方針です。

この前日にはアメリカのFRB=連邦準備制度理事会が量的緩和を前倒しして終了させることを決めるとともに来年、3回の利上げを行う想定を示していて、インフレ圧力が強まる中、世界の主要な中央銀行はコロナ禍で進めてきた異例の金融政策からの脱却に向けて動きだしています。