政府 来年度予算案 一般会計総額107兆円台後半の方向で調整

政府は、来年度・令和4年度予算案について、一般会計の総額を107兆円台後半とする方向で調整を進めています。高齢化による社会保障費の増加などで今年度の当初予算を上回り、当初予算としては過去最大となる見通しです。

来年度の当初予算案の編成作業が大詰めを迎えています。

関係者によりますと、これまでの調整では、社会保障費が、高齢化でいわゆる団塊の世代が75歳以上になり、医療や介護が増えることに加え、看護などに携わる人の収入を引き上げるための費用を盛り込むことから今年度よりも上回るほか、防衛費も増額する見通しです。

この結果、来年度の当初予算案の一般会計の総額は107兆円台後半とする方向で調整が進められています。

当初予算の一般会計の総額が100兆円を上回るのは4年連続で、今年度の106兆6097億円を上回り、当初予算としては過去最大となる見通しです。

一方、歳入は、新型コロナで落ち込んだ企業の業績が回復する傾向にあることから、税収は今年度を上回る65兆円程度を見込んでいます。

不足する分は、新規の国債を発行して賄いますが、新規国債の発行額は今年度の当初予算よりも抑える方針です。

政府は、来週、閣僚間での折衝を経たうえで、来年度予算案を閣議決定し、年明けの通常国会に提出することにしています。