WBO 井岡 大みそかの王座統一戦中止で同日に日本選手と防衛戦

WBO=世界ボクシング機構のスーパーフライ級チャンピオン、井岡一翔選手が、新型コロナウイルスの影響で中止になった今月31日のフィリピンの選手との王座統一戦に代わり、同じ日に日本選手と防衛戦を行うことになりました。

WBOスーパーフライ級チャンピオンの井岡選手は、今月31日に東京 大田区でIBF=国際ボクシング連盟のスーパーフライ級チャンピオン、フィリピンのジェルウィン・アンカハス選手と王座統一戦を予定していました。

しかし、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染拡大を防ぐ対策として、外国人の新規入国が原則停止されたことなどから、今月3日に中止が発表されていました。

井岡選手が所属する志成ジムは16日、王座統一戦が予定されていた今月31日に井岡選手の防衛戦を行うと発表しました。

対戦相手はWBOの世界ランキング6位の福永亮次選手で、試合は中止となった王座統一戦と同じ会場で行われます。

井岡選手にとって今回の試合では、スーパーフライ級王座の4回目の防衛が懸かります。

チャンピオン井岡と挑戦者 福永がコメント

チャンピオンの井岡選手と挑戦者の福永選手は、それぞれ所属ジムを通じてコメントを発表しました。

このうち井岡選手は「大みそかに統一戦ができないのは残念ではありますが、決まったからには全力で臨み勝利し、次の試合へつなぎたいと思います。このような時期に試合ができるのを感謝しております。大みそか、応援よろしくお願いいたします」とコメントしています。

また、35歳で初めての世界タイトル挑戦が決まった福永選手は「大みそかまでに完璧に仕上げます。人生をかけて、人生を変えます」とコメントしました。