被害者と加害者 双方の支援者が新団体 “一緒に犯罪をなくす”

被害者と加害者、それぞれの支援に取り組む人たちが、犯罪に巻き込まれた人の支援や犯罪をなくすための活動を一緒になって進めようと、新たな団体を立ち上げました。

発足したのは「犯罪に巻き込まれた人々の支援」という団体です。

加害者家族や受刑者の支援を行う団体の代表や、事件や事故で家族を失い、被害者支援に取り組んでいる遺族などが先月、立ち上げました。

14日、東京・霞が関で記者会見を開き、それぞれの立場や経験を生かし、犯罪によって傷ついた人たちを支援するとともに、犯罪をなくす活動を一緒になって進めていきたいと訴えました。

警察庁の統計によりますと、おととしまでの10年間に検挙された殺人事件のおよそ半数は親族間で起きていて、団体では加害者側と被害者側を分けて考えることは難しいとしています。

また、人口が少ない地域などでは加害者側と被害者側が同じコミュニティーで生活していくこともあり、団体ではお互いが歩み寄れるような取り組みも進めていくということです。

共同代表の1人で、加害者家族の支援を行うNPOの理事長を務める阿部恭子さんは「被害者と加害者が一緒になって支援に取り組むことで、双方の間にある大きな壁を取り除いていきたい」と話しています。