トヨタ 一部稼働停止の愛知と福岡の2工場 来週も3日間停止へ

トヨタ自動車は、東南アジアでの部品不足などですでに一部のラインの稼働を停止している、愛知県と福岡県の2つの工場について、来週も3日間、追加で稼働を停止すると明らかにしました。

トヨタによりますと、追加で稼働を停止するのは、愛知県の「田原工場」と、福岡県にあるトヨタ自動車九州の「宮田工場」です。

2つの工場では、東南アジアの取引先から新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに部品の供給が滞り、高級車ブランド「レクサス」を生産する一部のラインの稼働を15日まで停止しています。

トヨタによりますと、さらに国内の物流ひっ迫も重なって部品不足の状況が長引いているため、この2つの工場について、来週の20日から22日までの3日間も、追加で稼働を停止することを決めたということです。

今回の追加の停止による生産への影響台数は、およそ5000台としています。

トヨタは現在、新型コロナの影響で落ち込んでいた生産を元の水準に戻す挽回生産を本格化させていますが「トヨタ車体」も含めた今月の稼働停止による影響台数は、これで1万4000台に上ることになります。