オミクロン株 岐阜県の男性の感染確認 国内13人目 今月入国

今月4日に日本に入国したスリランカに滞在歴がある岐阜県の男性が、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが新たに確認されました。これで国内でオミクロン株への感染が確認されたのは13人となりました。

成田空港では陰性 岐阜県内に戻ったあと感染確認

岐阜県の古田知事は11日午後6時半から記者会見を開き、スリランカに滞在歴がある岐阜県内の40代の男性が、「オミクロン株」に感染していたことが確認されたと明らかにしました。

男性は今月4日に入国した際、成田空港の検疫所で受けた検査では陰性だったため、翌日の5日に車で岐阜県内の自宅に戻りましたが、その後、新型コロナウイルスへの感染が確認され、岐阜県が詳しい検査を進めていました。

男性はワクチン2回接種済み 一時発熱の症状

厚生労働省によりますと、男性は今月4日に入国し、成田空港の検疫所で新型コロナウイルスの検査を受けた際は陰性だったため自宅で待機していましたが、今月8日に同じ飛行機の乗客がオミクロン株に感染していたことが確認されました。

このため岐阜県が濃厚接触者として連絡を取ったところ、前日(7日)に発熱していたことが分かり、医療機関に入院してもらった上で改めて検査をした結果、陽性反応が出たということです。

男性は、現在は症状がなく、引き続き医療機関に入院しているということです。

また、ことし8月にファイザーのワクチンの2回目の接種を受けていたということです。

自宅待機になったあとにオミクロン株への感染が確認されたのは初めてです。

これで国内でオミクロン株への感染が確認されたのはあわせて13人となりました。

男性は入国後、知人の車で岐阜県内の自宅に戻り、この知人は現在、濃厚接触者として宿泊施設で待機しているということです。