エイチ・アイ・エス子会社 宿泊実態ないのに補助金受給か

旅行大手のエイチ・アイ・エスは「Go Toトラベル」をめぐり子会社が宿泊の実態がないのに補助金を受給していた疑いがあるとして調査を始めたことを明らかにしました。

エイチ・アイ・エスの発表によりますと、国の観光需要の喚起策「Go Toトラベル」をめぐり子会社の「ジャパンホリデートラベル」と「ミキ・ツーリスト」の2社で宿泊の実態がない取り引きが見つかりました。

いずれもGo Toトラベル事務局の調査で発覚し、宿泊の実態がないのに補助金を受給していた疑いや、事業の対象とならない宿泊について補助金を申請していた疑いがあるということです。

これを受けてエイチ・アイ・エスでは8日、外部の弁護士などからなる調査委員会を設け実態の把握に向けて調査を始めました。

会社では調査の結果を速やかに公表するとしているほか、業績への影響を精査するために時間がかかる場合には来週13日に予定している決算発表を延期する可能性があるとしています。