トヨタ国内2工場で一部稼働停止 東南アジア感染拡大し部品不足

トヨタ自動車は、東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大の影響による部品不足などで、愛知県田原市などにある国内2つの工場で一部のラインの稼働を停止したと明らかにしました。

トヨタによりますと、愛知県田原市の「田原工場」と福岡県宮若市にある「トヨタ自動車九州」の「宮田工場」では8日午後から高級ブランドの「レクサス」を生産する一部のラインの稼働を停止しているということです。

稼働停止は田原工場は11日まで、宮田工場は10日までの予定だということです。

トヨタでは、東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大により、現地の部品の仕入れ先の出勤率が低下し、部品が不足していることなどが要因だとしています。

また、今回の稼働停止による生産への影響台数は3500台だとしています。

トヨタは、部品不足で落ち込んでいた生産を元の水準に戻す挽回生産が本格化していますが、来週以降の稼働については今のところ未定で、状況を見極めて判断するとしていて、「新型コロナの感染状況や国内の物流のひっ迫の度合いなどを注視したい」としています。