ノーベル物理学賞の真鍋淑郎さん 記念講演で地球温暖化に警鐘

ことしのノーベル物理学賞の受賞者に選ばれた、アメリカ、プリンストン大学の真鍋淑郎さんが受賞の記念講演を行い、地球温暖化が進めば干ばつや洪水などの災害がより起きやすくなると警鐘を鳴らしました。

真鍋さんは、日本時間の8日「地球の気候の物理モデリング」と題して英語による記念講演をオンライン上で行い、冒頭「今回の受賞はとても光栄です。生涯を通じて探求してきた地球温暖化について話せることをとてもうれしく思います」と喜びを語りました。

そのうえで、1960年代半ばに自身を含む研究チームが考案した気候をシミュレーションするモデルを紹介し「大気中の二酸化炭素濃度に応じて、地球の表面や大気の温度がどのように変化するかを評価するのに非常に役立つモデルだった」と振り返りました。

そして、地球温暖化が進むにつれて、乾燥地帯を中心とした多くの地域で干ばつが頻発する一方、熱帯地方などでは洪水が起きやすくなるとして警鐘を鳴らしました。

真鍋さんは6日、アメリカの首都ワシントンでノーベル賞のメダルを授与されています。