トカラ列島近海の地震 回数は減少も引き続き注意 気象庁

今月4日以降、震度1以上の揺れを感じる地震が200回を超えている鹿児島県のトカラ列島近海の地震について、気象庁は地震の回数は次第に減少しているとしたうえで「過去の例からも今後も続く可能性があり、引き続き注意が必要だ」と呼びかけています。

気象庁は地震や火山の活動を解説する定例の会見で、先月からこれまでに起きた地震の状況や警戒点などを説明しました。

この中で、今月4日から地震が相次いでいる鹿児島県のトカラ列島近海について、まとまった地震活動がときどきみられ、マグニチュード5以上の地震も発生しているとしています。

トカラ列島近海を震源とする一連の地震では震度1以上の揺れを観測した地震が7日までに218回に上るものの、回数は徐々に減ってきていると分析しています。

気象庁の宮岡一樹地震情報企画官は「地震活動は落ち着いてきているものの、過去には特に活発な時期を終えたあとも地震が続き、時折、規模のやや大きな地震が起きるおそれがある。揺れで棚から物が落ちないよう対策を取ったり、崖のそばを通ったりしないなど、引き続き注意してほしい」と呼びかけていました。

また、同じく今月4日からまとまった地震活動がみられる伊豆大島近海の地震については7日までに震度1以上の揺れが24回観測され、その後、回数が少なくなってきているとしています。
伊豆大島の西の沖合では、火山活動に伴って1年から数年に1度程度の頻度で地震活動が活発化しているということです。
また、地殻変動など火山に関する観測データに変化はみられないとしています。

このほか、今月3日に山梨県と和歌山県でそれぞれ震度5弱が観測された地震については、その後、震源域付近で目立った地震は起きていないものの、発生から1週間程度は同じ規模の地震が起きる可能性があるとして、引き続き注意を呼びかけています。