真珠湾攻撃80年 暗号電文送った旧施設で平和願う 北海道 稚内

真珠湾攻撃から80年の8日、攻撃を命じる暗号電文を前線の部隊に送ったとされる北海道稚内市の旧日本海軍の通信施設で平和を願うあかりがともされました。

稚内市郊外にある旧日本海軍の「幕別送信所」は、80年前の昭和16年12月8日、真珠湾攻撃を命じる暗号電文「ニイタカヤマノボレ 一二○八(ひとふたまるはち)」を前線の部隊に中継して送ったとされています。

通信施設だった建物には真珠湾攻撃から80年の8日に合わせて保存活動に取り組む市民グループのメンバーなどおよそ30人が集まり、黙とうをささげたあと、およそ80個のあんどんにあかりをともし、平和への願いを新たにしていました。

最近、この建物を知ったという旭川市に住む50代の男性は「戦争という悲しい歴史がある中で、私たちは生きていると感じました。戦争をしてはいけないという思いが改めて強くなりました」と話していました。

市民グループ「稚内市歴史・まち研究会」のメンバーで、サハリン、もとの樺太で生まれた熊田要二さんは「敗戦を経て日本に戻ったときに体験したみじめな思いを繰り返してほしくない。平和への願いを多くの人たちに発信し続けていきたい」と話していました。