真珠湾攻撃80年 パイロットの遺族など集まり慰霊祭 静岡

真珠湾攻撃から80年となる8日、静岡市で攻撃に参加したパイロットの遺族などが集まり慰霊祭が行われました。

この慰霊祭はおよそ2000人が亡くなった「静岡空襲」を体験した、静岡市の医師、菅野寛也さん(88)が静岡浅間神社で行いました。

菅野さんは、およそ50年前から市民だけではなく、墜落した爆撃機に乗っていて死亡したアメリカ兵も慰霊し、30年前からは毎年のように真珠湾を訪れて慰霊を続けてきましたが、新型コロナウイルスの影響で、ことしは地元で初めて慰霊祭を催しました。

8日はおよそ30人が集まり、全員で黙とうをささげたあと、アメリカから友好のシンボルとして贈られたハナミズキに、墜落したB29爆撃機から回収されたアメリカ兵の遺品の水筒で水をかけて犠牲者を悼みました。

真珠湾攻撃に参加したパイロットの長男、松崎洋祐さん(77)も兵庫県宝塚市から参加し「終戦後は父の話をしないようにしてきましたが、菅野さんと知り合い、自分も慰霊をしなければと思いました。今の若い世代には悲劇を繰り返さないために、どうしたらいいかを考えてほしい」と話していました。

菅野さんは「ハワイには行けませんでしたが、地元で慰霊祭ができたことは意義深いです。さまざまな考え方がありますが、12月8日は大切な日だということを伝えていきたい」と話していました。