ロシア地対空ミサイルシステム インドへ移送開始 ロ印首脳会談

ロシアのプーチン大統領とインドのモディ首相が6日会談し、軍事や科学技術など幅広い分野で両国の関係を強化することで一致しました。
アメリカが懸念を示しているロシア製の地対空ミサイルシステムのインドへの移送が12月始まったことも明らかにされ、今後計画どおりに進めるとしています。

ロシアのプーチン大統領は6日、インドを訪れてモディ首相とおよそ2年ぶりに対面での首脳会談を行いました。

会談後、両首脳は共同声明を発表し、
▽軍事と技術協力の長期計画を更新し、2031年までとすることや
▽有人宇宙飛行や惑星探査を含む平和目的のための宇宙開発、
それに
▽アフガニスタン情勢について話し合う枠組みを設置することなどで合意しました。

また、インドのシュリングラ外務次官は、3年前に購入契約を結んだロシア製の最新鋭の地対空ミサイルシステムS400について「移送は今月始まり、今後も続く」と述べ、インドへの移送が始まったことを初めて明らかにしました。

S400は高性能のレーダーや追跡装置を備え、アメリカは、機密情報がロシア側に漏れるおそれがあると懸念を示しています。

これについてロシアのラブロフ外相は「アメリカはわれわれの協力関係を弱体化させてインドに自国の兵器を買わせようとしているが、移送は計画どおりに進んでいく」と述べ、アメリカをけん制しました。

首脳会談に合わせ、両国で初めてとなる外務・防衛の閣僚会議いわゆる2+2も行われ、ロシア製の自動小銃60万丁以上をインドで製造することなどを盛り込んだ契約が結ばれました。