オミクロン株 水際対策 米ワシントン州や豪州など停留対象に

新型コロナの新たな変異ウイルスオミクロン株の水際対策として政府は、アメリカのワシントン州やオーストラリアの一部などから入国する日本人などにも、国が指定する施設で3日間とどまってもらうことを決めました。

政府は、オミクロン株の感染者が確認された国や地域などから入国する▽日本人と▽在留資格のある外国人に対し、検疫所が指定する宿泊施設で3日間から10日間とどまってもらう「停留」の措置をとっています。

さらに、
▽アメリカのワシントン州やペンシルベニア州など7つの州に加え、
▽オーストラリアの一部と
▽インドの一部についても新たに感染者が確認されたことから、
入国する日本人などに8日午前0時から3日間の停留を求めるということです。

入国後3日目の検査で陰性であれば施設を出てもらい、入国後14日が経過するまでは自宅で待機してもらうということです。

停留の対象は、あわせて60の国と地域に拡大されていますが、検疫の施設での受け入れが難しくなってきていることから、政府は感染者が確認されていない国や地域などについてはワクチンを接種していることなどを条件に入国者の停留を免除し、自宅での待機を認めています。