ドイツで新政権発足へ ショルツ氏 新首相に選出の見通し

ドイツで中道左派の社会民主党を中心とした連立政権の発足を目指す3党は、それぞれ党内の手続きを経て政権の樹立を正式に承認しました。
これを受けて、16年にわたってドイツを率いたメルケル首相に代わって、現在、財務相をつとめるオラフ・ショルツ氏が、8日、連邦議会で新たな首相に選出される見通しです。

ドイツでは、▽社会民主党と、▽環境政策を前面に掲げる緑の党、▽市場経済を重視する自由民主党の3党が、連立交渉で合意に達していました。

これを受けて各党は、6日までにそれぞれ党大会を開くなどして党内の手続きを経て、連立政権の樹立を正式に承認しました。

このうち、社会民主党の党大会では現在、財務相をつとめるショルツ氏が「この連立政権が目指すのはドイツのさらなる前進だ」として新政権を担う決意を述べました。

3党による承認を受けてショルツ氏は、8日、連邦議会で首相に選出される見通しです。

新政権は、▽感染が急拡大している新型コロナウイルスへの対応を急ぐほか、▽気候変動対策の強化や格差の是正などに取り組むことにしています。

一方、新政権は、中国の人権問題を取り上げ、台湾の国際機関への参加を支持するなど、メルケル政権と比べて中国に対して厳しい姿勢を打ち出す方針で、ドイツの専門家の間では外交政策で変化がみられるとも指摘されています。