オミクロン株国内3例目 日本人初の感染確認 イタリアに滞在歴

新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」への感染が確認されたイタリアに滞在歴のある30代の男性が日本人であることが分かりました。
国内で日本人が「オミクロン株」に感染していることが確認されたのは初めてです。

松野官房長官は6日の記者会見で、イタリアに滞在歴がある30代の男性が、空港の検疫所で新型コロナの検査を受けて陽性反応が出たため、国立感染症研究所で解析した結果、「オミクロン株」への感染が確認されたと発表しました。

松野官房長官は、男性の国籍について「感染拡大防止に資する情報に限って公表することにしている」と述べ、明らかにしませんでしたが、政府関係者によりますと、この男性は日本人だということです。

国内で日本人が「オミクロン株」に感染していることが確認されたのは初めてで、外国人を含めると3例目になります。

これに関連して後藤厚生労働大臣は臨時の記者会見で「陽性者が搭乗していた航空機には、残り41人が同乗していたが、いずれも濃厚接触者として取り扱い、これまでと同様、地方自治体と連携しながら厚生労働省において健康観察をしっかり行っていく」と述べました。