“来日間もない難民 コロナで厳しい” 在日外国人の支援集会

日本で暮らす外国人などへの支援の在り方を考える集会が、東京 新宿区で開かれ、日本に来て間もない難民の人たちが新型コロナウイルスの影響もあって、厳しい生活を送っている様子が報告されました。

公益財団法人「アジア福祉教育財団」が開いた集会には、関係者100人余りが参加しました。

そして、難民認定を受けるなどして移り住んでいる人たちが、コミュニティーを作って、来日して間もない難民や技能実習生らの支援にあたっていることを報告しました。

この中では、新型コロナの影響もあって、技能実習生の中には、日々の食事も取れないほど収入が減っている実情や、日本語での意思疎通が十分でない難民の人たちが、行政の情報を得られず困っていることなどが報告され、相談や支援の態勢強化の必要性を訴えていました。

主催した財団の藤原正寛理事長は、「生活に困窮する外国人や技能実習生が、すでに生活の基盤を築いている同胞に助けを求めている。われわれとしては、できあがったコミュニティーを通じて、支援の輪を広げていきたい」と話していました。