後藤厚労相 「オミクロン株」水際対策の強化に理解求める

新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」について、後藤厚生労働大臣は、NHKの「日曜討論」で、感染した場合に重症化しやすいかどうかなどまだ十分な情報が得られていないとしたうえで、海外からの侵入を防ぐための水際対策の強化に理解を求めました。

この中で後藤厚生労働大臣は「オミクロン株」について、「国立感染症研究所ではいまだ実験的な評価はなく、疫学的な評価を行うほどの情報もない」と述べました。

そのうえで、「不透明な中で、まずは水際で外国から入ってくるのを抑えるということで、水際対策の強化に取り組んでいる」と述べ、理解を求めました。

また、今後の社会経済活動についても、「いま早急にどうするか言える状況ではない」と述べました。

一方、後藤大臣は、ワクチンの3回目の接種について、「今後の感染状況の変化や自治体の準備状況、ワクチンの供給力を踏まえ、必要があれば8か月後の接種の原則を前倒しすることも検討する」と述べました。

そして、「ファイザーとモデルナのワクチンを合わせれば総供給量に問題はないが、どちらか自由に選んでもらうのは、8か月後の接種でも若干厳しい状況だ」と述べました。