オミクロン株 感染未確認国からの入国 条件付きで自宅待機容認

新型コロナウイルスの水際対策をめぐって、政府は入国後に宿泊施設にとどまってもらう「停留」の対象としている国と地域のうち、新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染者が確認されていない国などについては条件付きで自宅での待機を認めることを決めました。

政府は変異ウイルスへの水際対策として、すべての国と地域からの外国人の新規の入国を原則、停止するとともに、57の国と地域から入国する日本人や在留資格を持つ外国人には、現地の感染状況などに応じて入国後3日間から10日間、検疫所が指定する宿泊施設にとどまってもらう「停留」の措置を取っています。

この中で、3日間の停留を求めていた合わせて35の国と地域のうち、オミクロン株の感染者が確認されていないアルゼンチンやフィリピン、モンゴルなど17の国と地域については、ワクチンを接種していることなどを条件に自宅での待機を認めることを決めました。

オミクロン株に対する水際対策の強化で、停留の対象となる国と地域が増加し、施設で受け入れられる人数を近く超える見通しとなったことが理由だとしています。

自宅で待機中も、入国後3日目と6日目、10日目には配布した検査キットを使って自分で検査をしてもらうということです。

これらの措置は、日本時間の4日午前0時以降に入国する人から適用されています。