“F16の飛行訓練再開 極めて遺憾” 深浦町長 防衛省に中止要請

青森県三沢市のアメリカ軍三沢基地に所属するF16戦闘機が、飛行中に燃料タンクを投棄して緊急着陸したトラブルで、タンクが投棄された青森県深浦町の吉田満町長は、アメリカ軍が2日にF16の飛行訓練を再開したことは極めて遺憾だとして、訓練の中止などを申し入れるよう防衛省に要請しました。

アメリカ軍三沢基地は先月30日、所属するF16戦闘機1機が飛行中に燃料タンク2個を深浦町の住宅地近くなどに投棄し、青森空港に緊急着陸したトラブルを受けて、基地にある、すべてのF16の飛行訓練を見合わせていましたが、2日に再開しました。

深浦町の吉田満町長は3日午後、防衛省東北防衛局の市川道夫局長と面会し、事前に安全対策の説明がないまま飛行訓練を再開したのは極めて遺憾だとして、アメリカ軍に訓練の中止などを申し入れるよう要請しました。

これに対し、市川局長は「改めてアメリカ軍側に事故の原因などについて説明を求めていく」と述べました。

そのうえで、アメリカ軍側から「F16の飛行再開にあたって、エンジンと油圧に関する点検や整備を行い、緊急時の対処方法についてパイロットに改めて訓練した」と説明があったことを明らかにしました。

アメリカ軍三沢基地では、3日もF16の飛行が確認され、青森県や三沢市なども反発を強めています。

基地に隣接の町内会長「飛行再開は早すぎる」

2日にF16戦闘機の飛行訓練を再開した青森県三沢市のアメリカ軍三沢基地では、3日もF16の飛行が確認されました。

アメリカ軍三沢基地では3日午前10時前、合わせて6機のF16が滑走路に出てきました。

そして、午前10時すぎに立て続けに離陸して、いずれも西の方角に飛行していきました。

また、午後にも複数のF16が基地周辺を旋回する様子などが確認できました。

基地に隣接する岡三沢6丁目の町内会長を務める小泉愃司さんは「飛行再開は早すぎる。深浦町で起きたようなことが三沢市でもあるのではないかと不安になる。アメリカ軍には、事故の原因を究明して、しっかり対応してほしい」と話していました。