沖縄米軍施設汚水流出 有機フッ素化合物濃度 指針値の約1600倍

ことし6月、沖縄県うるま市にあるアメリカ軍施設の貯水槽から、有害性が指摘されている有機フッ素化合物を含む汚水が流出する事故があり、国と沖縄県、アメリカ軍の3者が貯水槽の汚水を調べた結果、環境省が定める指針値のおよそ1600倍の濃度で検出されたことが、関係者への取材で分かりました。

ことし6月、沖縄県うるま市にあるアメリカ陸軍の施設「金武湾タンクファーム」の、防火用の貯水槽が大雨の影響であふれ、アメリカ側は、有害性が指摘されている有機フッ素化合物のPFOSと、PFOAを含む汚水が施設の外に最大2400リットル流出したと沖縄防衛局に連絡しました。

日米合同委員会の合意に基づき、国と沖縄県、アメリカ軍の3者でことし6月下旬に貯水槽の汚水を調べた結果、関係者によりますと、有機フッ素化合物の濃度は、1リットル当たりおよそ8万ナノグラムと、環境省が定める暫定指針値50ナノグラムのおよそ1600倍が検出されたということです。

この事故をめぐっては、流出の影響を把握するため、沖縄県が周辺の川や水路合わせて5か所で水質を調べましたが、いずれの地点でも指針値を超える濃度の有機フッ素化合物は検出されていません。

沖縄県は、大雨により化学物質がすでに流されていた可能性があるとみています。