NYダウ アメリカでオミクロン株感染確認で400ドル超 値下がり

1日のニューヨーク株式市場は、新たな変異ウイルス、オミクロン株の感染者がアメリカで初めて確認されたことを受けて売り注文が増え、ダウ平均株価は400ドルを超える値下がりとなりました。

1日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて461ドル68セント安い、3万4022ドル4セントでした。

午前中は買い注文が膨らみ、前日に比べて500ドルを超える値上がりとなる場面もありましたが、午後になって新たな変異ウイルス、オミクロン株の感染者がアメリカで初めて確認されたことが伝わると変異ウイルスがアメリカ経済に及ぼす影響への警戒感から売り注文が増え、値下がりに転じました。

ダウ平均株価は前日にも650ドルを超える大幅な値下がりとなっていて、値下がり幅は2日で1000ドルを超えました。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.8%、下落しました。

市場関係者は「オミクロン株の感染者が出たことでアメリカ経済にどこまで影響が及ぶかは不透明だがひとまず売り注文を出す投資家が多かった。当面はオミクロン株の情報で株価が大きく変動する不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。