「なでしこジャパン」選手 2週間待機で WEリーグ5試合中止に

遠征先のオランダから帰国したサッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」の選手が、新たな変異ウイルスをめぐる政府の水際対策の一環として、2週間の待機が必要になったことを受けて、女子のプロリーグ「WEリーグ」は、今月4日に予定していたリーグ戦5試合を中止することを決めました。

新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染が各国に広がっているのを受け、政府は水際対策を強化していて、オランダの遠征から1日に帰国した、なでしこジャパンの選手は、ホテルや自宅などでの14日間の待機が求められることになりました。

これを受けて、なでしこジャパンの遠征に参加し日本に帰国した18人の選手が所属するWEリーグは1日、実行委員会を開き、今月4日に予定していたリーグ戦5試合を中止することを決めました。

このほか、フィリピン代表としてアメリカに遠征している2人の選手も出場できず、最も多いチームで5人が出場できないということです。

WEリーグの野仲賢勝専務理事は「きょう帰国すれば一定の検査や指導のもと、4日の試合には出られる予定だった。苦渋の決断だったが、公平性を担保するという観点から延期の判断になった」と話しています。

WEリーグでは今後、代わりの日程を探すことにしています。