「オミクロン株」国内2人目感染確認 ペルーから入国の20代男性

南米のペルーから入国した男性が、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していたことが確認されました。
日本国内でオミクロン株の感染者が確認されたのは2人目です。

感染が確認されたのは20代の男性です。

厚生労働省は国籍については感染対策をとるうえで必要のない情報だとして明らかにしていません。

厚生労働省によりますと、男性はペルーから中東カタールの首都ドーハを経由して11月27日に成田空港に到着し、空港の検疫所で受けた検査で陽性反応が出たため、国立感染症研究所で検体の遺伝子を解析していました。

その結果、南アフリカで確認された新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していたことが確認されたということです。

日本国内でオミクロン株の感染者が確認されたのは2人目です。

男性は当初、症状がありませんでしたが、その後、発熱やのどの痛みなどを訴えて、現在は医療機関に入院しているということです。

男性はことし10月にファイザーのワクチンの2回目の接種を受けていたということです。

同じ飛行機には、ほかに114人の乗客がいましたが、検疫所の検査では全員、陰性だったということです。

厚生労働省は、114人全員を濃厚接触者と見なして入国後14日間は宿泊施設などで待機するよう求めたうえで、健康状態や所在の確認を続けています。