入管施設でスリランカ女性死亡 遺族の告訴状受理 名古屋地検

名古屋出入国在留管理局の施設に収容されていたスリランカ人の女性が死亡した問題で、管理局の当時の局長などが適切な医療を提供しなかったのは女性が死亡してもかまわないと考えていたからだとして、遺族などが殺人の疑いで名古屋地方検察庁に提出していた告訴状が11月30日受理されました。

ことし3月、名古屋出入国在留管理局の施設に収容されていたスリランカ人の女性、ウィシュマ・サンダマリさん(33)が体調不良を訴えて亡くなりました。

出入国在留管理庁は、8月に適切な治療を行う体制が不十分だったなどとする最終報告を公表しましたが、その内容に遺族は納得していません。

ウィシュマさんの妹のポールニマさんと代理人の弁護士は11月9日、名古屋地方検察庁を訪れ、管理局の当時の局長を含む幹部など少なくとも7人が、体調不良を訴えるウィシュマさんに適切な医療を提供せず収容を継続したのは、死亡してもかまわないと考えていたからだなどとして、殺人の疑いで告訴状を提出していました。

代理人の弁護士によりますと、告訴状は30日に受理されたということです。

代理人の駒井知会弁護士は、「告訴状には責任の所在を明らかにしたいというご遺族の願いが詰まっています。熱心に捜査してもらい、起訴に結び付くことを願っています」と話していました。