山口環境相 福島第一原発周辺の町で町長や住民と意見交わす

山口環境大臣は、東京電力福島第一原子力発電所周辺の町を訪れ、地元の住民などと意見を交わしました。山口大臣は記者団の取材に対し、特定復興再生拠点区域の避難指示の解除に全力を尽くす考えを示しました。

山口環境大臣は29日、福島県を福島県を訪れ、双葉町、楢葉町、富岡町、大熊町の町長と会談したほか、除染廃棄物の中間貯蔵施設を視察しました。

また、大熊町では地元住民5人と意見を交わしました。

大熊町では、特定復興再生拠点区域について来年春に避難指示が解除される予定で、震災前まで駅前で雑貨店を営んでいた女性は「震災後は東京に避難したあと、仮設店舗で営業を再開してきた。いずれ大熊町を訪れる人が多くなると思うので、大熊町のお土産を作りたい」と話していました。

また、震災当時、大熊町の総務課長だった鈴木久友さんは「帰還困難区域の全域を除染し、帰還困難区域ということばをなくしてほしい」と訴え、山口大臣は「除染については難しいことも少なくないが、しっかりと議論することを肝に銘じる」と応えていました。

このあと山口大臣は、記者団の取材に対し「まずは特定復興再生拠点区域について避難指示を解除できるように、全力を尽くしてやっていく」と述べました。

また「技術的に難しい面もあるが、一歩一歩進め、いずれ必ず帰還困難区域の全体について除染が完了するように前に進めていきたい」とも述べました。