欧州の株式市場も主要株価指数急落 新たな変異ウイルス確認で

南アフリカで新たな変異ウイルスが確認されたことへの懸念からヨーロッパの株式市場でも、主要な株価指数が急落しました。パリ市場やドイツのフランクフルト市場では下落幅が4%を超えました。

26日のヨーロッパの株式市場では、南アフリカで新たな変異ウイルスが確認されたことをきっかけに経済の先行きへの懸念が強まり、東京やアジアの市場に続いて売り注文が膨らみました。

この結果、主要な株価指数は、前日の終値と比べてパリ市場で4.7%、フランクフルト市場で4.1%の下落と、下落幅が4%を超えたほか、ロンドン市場でも3.6%の下落と、各地で急落しました。

市場関係者は「新たな変異ウイルスによる経済への影響はまだ不透明だが、各国が次々と渡航制限などを発表したことから、市場が強く反応した。ヨーロッパで経済活動の制限が再び強まることへの警戒感が広がっている」と話しています。