ヨーロッパ株式市場 大幅値下がり 新しい変異ウイルス懸念

日本時間の26日夕方に取り引きが始まった、ヨーロッパの主な株式市場は、新たな変異ウイルスが南アフリカで確認されたことへの懸念から、株価は大幅に値下がりしています。

日本時間の午後5時に始まったヨーロッパの主な株式市場は、南アフリカで新たな変異ウイルスが確認されたことをきっかけに経済の先行きへの懸念が強まり、取り引き開始直後から幅広い銘柄に売り注文が膨らみました。

主な市場の株価指数は、前日の終値と比べて、日本時間の午後6時時点で、
▽パリ市場でおよそ3.3%下落したほか、
▽ドイツのフランクフルト市場とロンドン市場でおよそ2.7%下落し、
いずれも大幅に値下がりしています。

市場関係者は「イギリス政府が南アフリカなど6か国を対象にした渡航制限を発表したことに市場が強く反応した。もし新たな変異ウイルスによってワクチン接種済みでも感染する『ブレイクスルー感染』が起これば、ヨーロッパの経済に打撃になるとの見方もあり、警戒感が強まっている」と話しています。