円相場 1ドル=114円台前半に値上がり 新たな変異ウイルス影響

26日の東京外国為替市場は、南アフリカで新型コロナの新たな変異ウイルスが確認され、世界経済の先行きへの警戒感が高まったことを受けて、リスクを避けようと、比較的安全な通貨とされる円を買う動きが強まり、円相場は1ドル=114円台前半まで値上がりしました。

午後5時時点の円相場は、25日と比べて1円22銭円高ドル安の、1ドル=114円16銭から17銭でした。

ユーロに対しては、25日と比べて1円16銭円高ユーロ安の、1ユーロ=128円24銭から28銭でした。

ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.1233から34ドルでした。

市場関係者は「南アフリカで確認された新たな変異ウイルスの影響で、世界経済の先行きへの警戒感が高まり、株価が急落した。このため、外国為替市場の投資家の間でもリスクを回避しようと、比較的安全な通貨とされる円を買う動きが優勢となった」と話しています。