株価 一時800円以上値下がり 新たな変異ウイルス確認で警戒感

26日の東京株式市場は、南アフリカで新型コロナの新たな変異ウイルスが確認され、世界経済の先行きへの警戒感が強まったことから、全面安の展開となり、日経平均株価は一時800円以上値下がりしました。

26日の東京株式市場は、取り引き開始直後から売り注文が膨らみ、日経平均株価は一時800円以上値下がりし、およそ1か月ぶりに2万9000円台を割り込みました。

▽日経平均株価、26日の終値は、25日より747円66銭安い、2万8751円62銭。

▽東証株価指数=トピックスは、40.71下がって1984.98。

▽一日の出来高は13億290万株でした。

市場関係者は「南アフリカで確認された新たな変異ウイルスは、デルタ株よりも感染力が強い可能性があるなどと伝わって、世界経済の先行きへの警戒感が強まり、リスクを避けようと、手持ちの株式を売る動きが広がった。今回の変異ウイルスが今後の世界経済にどれほどの脅威となるか、情報に神経をとがらせる展開が続きそうだ」と話しています。