林外相 ロシア外相と電話会談 平和条約交渉継続など呼びかけ

林外務大臣は、就任後初めてロシアのラブロフ外相と電話で会談し、停滞している北方領土問題を含む平和条約交渉を継続するとともに、幅広い分野で両国の関係を互恵的に発展させていきたいと呼びかけました。

電話会談は25日夕方、およそ40分間行われました。

この中で林外務大臣は、停滞している北方領土問題を含む平和条約交渉を継続するとともに、政治や経済、文化などの幅広い分野で両国の関係を互恵的に発展させていきたいと呼びかけたのに対し、ラブロフ外相は、林大臣の就任への祝意を示しました。

そして、両外相は、北方四島での共同経済活動や元島民による墓参、それに交流事業などをめぐっても意見を交わしたうえで、できるだけ早期に対面での会談を実現させたいとして、調整を進めていくことで一致しました。

また北朝鮮による拉致、核、ミサイルについてもやり取りがあり、林大臣は、拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を求めました。

一方、会談で、林大臣は今月、中国軍とロシア軍の爆撃機が、日本周辺の上空を共同飛行したことなどについて、日本の安全保障上の重大な懸念となっているという認識を伝えました。

ロシア外務省「平和条約交渉継続の用意があること確認」

ロシア外務省は25日「日本側のイニシアチブで電話会談を行った」と発表し、会談では、政治対話の促進や貿易・経済協力の拡大、安全保障分野における信頼醸成措置の強化、それに国際社会での協力などについて意見を交わしたとしています。

そして「ラブロフ外相は、日本側の呼びかけに応じて、2国間関係全体を根本的に新しいレベルに引き上げていく中で、平和条約交渉を継続する用意があることを確認した」としています。