伝統の「まねき上げ」年末恒例の顔見世興行を前に 京都 南座

京都の南座で行われる年末恒例の顔見世興行を前に、舞台に立つ歌舞伎俳優の名前を書いた看板を掲げる、伝統の「まねき上げ」が行われました。

「まねき上げ」は、京都市東山区にある南座で、年末に行われる顔見世興行に出演する歌舞伎俳優の名前が書かれた「まねき」と呼ばれる板を、劇場の正面に飾る伝統行事です。

25日は午前9時から作業員が足場に上り、人間国宝の片岡仁左衛門さんの名前が書かれた「まねき」を上段の右端に掲げました。

夜のうちに設置された、ほかの「まねき」と合わせて54枚の「まねき」がそろい、劇場の関係者が清めの塩をまいて興行の成功と無事を祈願しました。

劇場の前では、通りかかった観光客などが年末の風物詩を写真に収める姿も見られました。

南座の支配人、小林雄次郎さんは「江戸に始まる公演を絶やさずに続けていく象徴がこの“まねき上げ”です。注目も大きいので期待に応えられるように取り組んでいきます」と話していました。

京都の南座の顔見世興行は、12月2日から23日まで行われます。