独3党が連立交渉合意 社民党ショルツ氏が新首相就任へ

ドイツでことし9月の連邦議会選挙のあと進められてきた連立交渉が合意に達し、第1党となった社会民主党のショルツ氏が来月、メルケル首相に代わる新たな首相に就任する見通しです。

ドイツではことし9月に行われた連邦議会選挙の結果、二大政党のうち
▽中道左派の社会民主党が第1党となった一方
▽メルケル首相の中道右派のキリスト教民主・社会同盟は第2党となりました。

ただ社会民主党も過半数には届かず
▽第3党で環境政策を前面に掲げる緑の党と
▽第4党で市場経済を重視する自由民主党との間で
連立政権の発足に向けて交渉を続けてきました。

3党の代表は24日、共同で会見し連立交渉が合意に達したと発表しました。

これを受けて現在、財務相を務める社会民主党のショルツ氏が16年にわたってドイツを率いてきたメルケル首相に代わる新たな首相に来月就任する見通しとなりました。

また3党の合意では
▽最低賃金を12ユーロに引き上げ
▽石炭火力発電所を全廃する時期を2030年までに前倒しすることが望ましいとしたほか
▽外交面では中国の人権侵害について取り上げていくなどとしています。
この連立は3党のイメージカラーの赤と緑と黄色を組み合わせた「信号機連立」と呼ばれ、ショルツ氏は「信号機のようにドイツにとって道しるべとなる役割を果たしたい」と語りました。