仏軍司令官 日米と安全保障面で連携強化の意向 中国など念頭に

フランス軍のアジア太平洋地域のトップにあたる司令官が、日本メディアでは初めてNHKの単独取材に応じ、海洋進出を進める中国などを念頭に、フランス軍としてもアメリカや日本などと安全保障面で連携を強める意向を示しました。

フランス軍は先月から今月にかけて沖縄県宜野湾市のアメリカ軍普天間基地に哨戒機を派遣し、国連安保理決議に基づいて北朝鮮によるいわゆる「瀬取り」行為の監視に当たりました。

これを受けてフランス軍のアジア・太平洋管区統合司令官を務めるジャン=マチュー・レイ海軍少将が24日、オンラインで日本メディアでは初めてNHKの単独取材に応じました。

このなかでレイ司令官は「フランス軍はインド太平洋地域への関与を続けていく。加えて、自衛隊との協力をさらに強化していく用意がある」と述べました。

そして海洋進出を進める中国などを念頭に「いくつかの当事者が国際的なルールを順守しておらず台湾海峡周辺では緊張感が高まっている。国家間の争いや困難を平和的に解決する必要がある」と述べ、フランス軍としてもアメリカや日本などと安全保障面で連携を強める意向を示しました。

そのうえで東アジア地域にフランス軍の基地がないことを踏まえ「艦船や軍用機などを配備するには、基地・港・飛行場が必要であり、フランス軍の作戦にとって沖縄は非常に重要だ」と述べ、沖縄の米軍基地が戦略上、重要だと強調しました。