ロシア プーチン大統領 黒海でのNATOの軍事活動をけん制

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ南部の黒海でロシアの警告や懸念を無視してNATO=北大西洋条約機構が軍事活動を続けているとしたうえで、著しく対立的だとして「相応の措置をとる」とけん制しました。

ロシアのプーチン大統領は18日、ロシア外務省で行われた会議に出席し、外交政策について演説しました。

この中で、アメリカなどNATO=北大西洋条約機構の加盟国がロシアが併合したウクライナ南部のクリミアに面する黒海などの国境周辺で戦略爆撃機を飛行させたとして「われわれの警告したレッドラインを表面的にしか捉えていない。警告や懸念は全て無視された」と批判しました。

そのうえでNATOの軍事活動が著しく対立的だとして「ロシアは相応の措置をとる」とけん制しました。

ウクライナとの国境周辺では今月、ウクライナ側はロシア軍が10万人近くの部隊を駐留させていると批判し、緊張が高まっています。

一方、プーチン大統領は演説の中でアメリカについて「建設的な対話などの機会は開かれている」とし対話を続けていく考えを示しました。

また、大統領府のペスコフ報道官はプーチン大統領とアメリカのバイデン大統領との首脳会談が検討されているとしたうえで「年内に行われる可能性もある」と述べました。

プーチン大統領としてはNATOの軍事活動をけん制する一方で、バイデン大統領との会談には前向きな姿勢も示し決定的な対立は避けたいものとみられます。