立憲民主党代表選 あす告示 4人が争う構図固まる

立憲民主党の代表選挙は19日の告示を前に、小川国会対策副委員長が立候補を表明したほか、これに先立ち西村元厚生労働副大臣も立候補を表明しました。
これで、泉政務調査会長と逢坂元総理大臣補佐官を含め、4人が争う構図が固まりました。

小川 国対副委員長 立候補を表明

小川淳也国会対策副委員長は18日夕方、国会内で記者会見し「野党第1党として、政権の受け皿たる、堂々たる政党に大きくしていきたい。選挙戦で、明るく、元気に、爽やかに、前向きな論戦を通して、党の魅力を再確認していただけるよう全力を尽くしたい」と述べ、立候補することを表明しました。

そして、今回の代表選挙で焦点のひとつとなっている、ほかの野党との連携のあり方について「複雑なパズルを解いていくことになるので、簡単には言えない。ただ、自民党、公明党が一番脅威に感じるようにして、日本の政治状況に緊張感を生む道しるべを取るべきだ」と述べました。

会見には、立候補を検討していた大串・役員室長も同席し「きょうの段階で、まだ推薦人が20人に届かない中で、代表選挙がどうあるべきか考え小川さんの実力を生かしてもらうために、小川さんに立候補してもらい、私は微力ながら支えることで、一本化して戦っていこうと決断した」と述べ、みずからは立候補を断念し、小川氏を支援する意向を表明しました。

西村 元厚生労働副大臣 立候補を表明

西村智奈美元厚生労働副大臣は18日午前、国会内で支援を受ける議員たちと会合を開き、必要な推薦人20人を確保できたことを確認しました。

会合で、西村氏は「今回の代表選に立候補する。新型コロナウイルスの感染下で困難に直面している方々を助け世の中の理不尽を減らしていくため、党の先頭に立って頑張っていきたい」と述べ、代表選挙に立候補することを表明しました。

泉 政調会長 学生などと意見交換

泉政務調査会長は、夕方、国会内で学生など10人あまりの若者と意見を交わしました。

若者らからは「コロナ禍で対面授業や留学ができなかった学生の支援策を講じて欲しい」という要望が出されたほか、「地元では自民党が強く立憲民主党のイメージが薄い」といった厳しい意見も出されました。

これに対し、泉氏は「コロナ禍の学生生活の課題は、新しい立憲民主党としても取り上げたい。代表になれば党の国会議員は当事者とどんどん意見交換し、対話する政党にしたい」などと応じていました。

このあと泉氏は記者団に対し「党がしっかり再生してこそ、格差の是正や持続的な経済成長などを実現できるので、しっかりと党を改革して再生への訴えを広げていきたい」と述べました。また、代表選で4人が争う構図となったことについて「いい論戦ができることを期待したい」と述べました。

小沢一郎衆議院議員はNHKの取材に対し「わたしどものグループとしては、みんなで話し合った結果、泉健太氏を推薦することにした。彼は、何よりも若いということ、党再生・改革の強い決意を持っていること、行動力があることを評価した」と述べ、みずからが率いるグループとして泉・政務調査会長を支持する考えを明らかにしました。

その上で「新しいリーダーのもとで、来年の参議院選挙をどうしても勝ち抜かなければならない。泉氏が党を引っ張り、国民の期待を集めるのにふさわしいリーダーとして期待している」と述べました。

逢坂 元総理大臣補佐官 PR動画を撮影

逢坂元総理大臣補佐官は18日午前、都内で、代表選挙で使うPR動画の撮影を行いました。

撮影前に陣営の議員らと打ち合わせを行った逢坂氏は「日本の現状を変える最初のスイッチは教育だ。教育格差の拡大や、大学の世界ランキングの低下は経済にも悪影響を及ぼすので、教育を全面に打ち出したい」などと述べました。

このあと逢坂氏は国会内でNHKの取材に対し「立候補に向けて、仲間が精力的に準備をしてくれている。私自身も政策の最後の仕上げをするためこれから作業に取りかかり、万全の態勢であすを迎えたい」と述べました。

連合 芳野会長「有権者に関心持ってもらえる選挙に」

連合の芳野会長は記者会見で、立憲民主党の代表選挙について「有権者の皆さんに関心を持ってもらえるような選挙にしてほしい。また立憲民主党もジェンダー平等をうたっているので、そういう視点を重視した選挙にしてほしい」と述べ、期待感を示しました。

一方、新代表のもとでの共産党との連携については「選挙戦略として、与党と野党が1対1の構図にもっていくという考え方はわかる。だからといって共産党と組むということについては、国家観や施策に対する考え方が違うのでいかがなものか」と指摘し、改めて否定的な考えを示しました。