東京都 新型コロナ 1人死亡 20人感染確認 先週木曜より11人減

東京都内の18日の感染確認は20人で、33日連続で50人を下回りました。
また、18日時点の入院患者は94人となり、正確な入院患者数を把握するようになった去年5月以降、初めて100人を下回りました。

東京都は18日、都内で新たに10歳未満から60代までの男女合わせて20人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の木曜日より11人減りました。

都内の一日の感染確認が50人を下回るのは33日連続、30人を下回るのは7日連続です。

18日までの7日間平均は19.6人で、前の週の76.6%です。

一方、都の基準で集計した18日時点の重症の患者は、17日と同じ10人でした。

また、重症患者を含む18日時点の入院患者は94人となり、正確な入院患者数を把握するようになった去年5月12日以降、初めて100人を下回りました。

また都は、感染が確認された40代の男性1人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で感染が確認され死亡したのは、3161人になりました。

感染と医療体制の警戒レベルは維持

また東京都は、新型コロナウイルスの都内の感染状況と医療提供体制について、専門家による今週の分析結果を公表し、いずれも先週の警戒レベルを維持しました。

このうち感染状況は、4段階のうち最も低いレベルで「感染者数が一定程度に収まっていると思われる」とコメントしています。

都内の新規陽性者数の7日間平均は、5週連続で50人を下回って21.0人となりました。

専門家は、ワクチン接種をさらに進めるとともに、手洗いやマスクの着用といった基本的な対策を徹底することで感染を抑え込む必要があると呼びかけています。

一方、医療提供体制は4段階のうち下から2番目に低いレベルで「通常の医療との両立が可能な状況である」とコメントしています。

専門家は、入院患者が継続して減少し、通常医療との両立が可能な状況にあるものの、感染拡大に備えた人員や病床を確保していることによって救急患者の受け入れ体制はいまだ影響を受けているとしています。