ワクチン接種“コロナ→インフル”で 副反応は? 山形大学病院

新型コロナウイルスのワクチン接種を受けたあと、インフルエンザワクチンの接種を受けた場合、どれほどの副反応が出るかについて山形大学医学部附属病院が調べたところ、以前のインフルエンザワクチンと「変わりない」か「症状が軽かった」と答えた人が80%余りにのぼりました。

山形大学医学部附属病院では、先月から医師や看護師、それに医学生などを対象にインフルエンザのワクチン接種を行っていて、このうち、事前にファイザー製の新型コロナのワクチン接種を受けた人を対象に副反応についてのアンケートを行い、1039人から回答を得ました。

その結果、インフルエンザワクチンの副反応について最も多かったのが「接種した部分の腫れ」で62.5%、次いで「痛み」が61.9%で、いずれもほとんどが軽症だったということです。

また、37度5分以上の熱が出たのは1.4%にとどまったということです。

そして、以前のインフルエンザワクチンの副反応との違いを尋ねたところ、「変わりなかった」が67.7%、「症状が軽かった」が15%で、あわせて83%を占め、「症状が重かった」は17.3%となりました。

アンケートを行った山形大学医学部附属病院の井上純人講師は「新型コロナに続いてインフルエンザのワクチンを打つかどうか迷っている人に、参考にしてもらいたい」と話しています。