コロナ感染確認後に民間機で移動 政府 米軍に再発防止申し入れ

沖縄の在日アメリカ軍関係者が、新型コロナウイルスへの感染が確認されたにもかかわらず、民間の飛行機で移動していたことを受け、政府は、在日アメリカ軍に、水際対策の徹底と再発防止を申し入れました。

外務省などによりますと、先月30日に沖縄の在日アメリカ軍関係者が、アメリカから成田空港に到着した際、検疫で新型コロナウイルスへの感染が確認されたにもかかわらず、翌日に民間の飛行機で那覇空港に移動していたということです。

松野官房長官は、記者会見で「移動制限などのアメリカ軍内のルールに反して国内便を乗り継いで沖縄へ移動し、軍の施設内で隔離措置を受けたと承知している」と述べました。

そのうえで、政府として、在日アメリカ軍に対し、水際対策の徹底と再発防止を申し入れたことを明らかにしました。

これに対し、在日アメリカ軍からは、この関係者に罰則を科すことも含め、厳しく対応するとともに、国内すべてのアメリカ軍に、感染拡大防止措置の順守を徹底するよう注意喚起を行ったと連絡があったということです。